Eco-life that can be done from now on
今からできるエコ生活
近年、マイボトルやエコバッグなど、世の中全体で環境への意識が高まってきています。
そもそも、エコ(eco)という言葉の語源は、生態学・自然環境を意味する
エコロジー(生態学)の略語で、環境にやさしいという意味で使われています。
また、経済を意味するエコノミーのエコともいわれ、
環境に配慮しながら経済活動を行うという意味でも使われています。
一人ひとりがエコ活動に取り組むことで地球環境にどのような影響を与えられるのか。
今回は「明日から簡単に始められるエコ活動」をテーマに、
具体的な実践方法を交えながら紹介していきます。
エコ生活が環境に与える影響
日本をはじめとする先進国の経済発展の裏では、石油や石炭、
天然ガスなどを燃やしてたくさんのエネルギーを消費することによりたくさんの二酸化炭素を排出してきました。
二酸化炭素排出量の増加は、地球温暖化が進むの原因の一つと言われています。
地球温暖化は環境や気候、生態系などに取り返しのつかない影響を与える可能性があるのです。
地球環境を守っていくためには地球規模での「エコ」の取り組みが必要です。
エコ活動のメリットとして一番に挙げられるのは「ゴミを減らせること」です。
日本は先進国の中でも特にゴミが多く出る国として知られています。
エコ活動によってゴミを減らせれば、ゴミの焼却で出てくるダイオキシンの量も自然と減少させることができます。
家庭でできるエコ生活
「エコ活動」と一言で言っても何から始めれば良いかわからない人も多いと思います。
実際に、家庭でも様々なエコ活動を実践することができます。
ここでは日常生活ですぐに実践できるエコ活動を紹介していきます。
◆リビングでできる「エコ活動」
リビングは、ご家庭内でも家族が集まって比較的長い時間を過ごすことが多い場所です。
照明やエアコンなどの節電を心がけましょう。
・照明をこまめに消す。電球をLEDに変える。
・エアコンの設定温度は、夏の冷房時は室温を28℃、冬の暖房時は20℃を目安にする。
・テレビなど使わない電化製品をつけっぱなしにしない。
使わないときはコンセントからプラグを抜く。
◆台所でできる「エコ活動」
台所は食事に関わる場所なので、毎日頻繁に利用しますよね。
台所でできるエコ活動には、調理や洗い物をするときなどにできることがたくさんあります。
・冷蔵庫の設定温度は季節によって適切な温度にする
(冬は「強」から「中」にするなど)。
・食器等は余分な汚れを拭き取ってから洗うようにし、水を流しっぱなしにしない。
・お湯は電気ポットで保温するよりも、必要なときに随時沸かす。
◆買い物時にできる「エコ活動」
買い物時は商品の選び方を変えるだけで、エコ活動ができます。
・レジ袋をもらうかわりにエコバッグを持ち歩く。
・ばら売り商品や無包装商品、詰め替え商品など、容器包装の少ないものを選ぶ。
・エコマーク、グリーン購入マークなど、環境ラベルがついた商品を選ぶ。
・使い捨て商品ではなく、長く使える商品を選ぶ。
世界のエコ活動事例
地球温暖化は世界規模の問題であり、日本だけでなく世界各国がそれぞれ独自のエコ活動を実践しています。
エコ先進国と呼ばれる国で実践されているエコ活動をご紹介します。
◆エコスマート(スウェーデン)
環境先進国No.1と名高いスウェーデンですが、エコスマート(Eco Smart)と呼ばれるスウェーデン発祥の思想があります。
日常のあらゆることが環境に影響を及ぼし、賢い判断がよりよい地球を作ることにつながっていくという考え方です。
エコ活動としては、市民から出たゴミを資源とし、専用施設で焼却したバイオマスエネルギーを暖房や電気に使用しています。
実際ストックホルムでは資源再利用率95%という高水準のレベルを実現しており、2050年には石油依存ゼロの目標を掲げています。
◆Pfand(ドイツ)
「Pfand(プファンド)」はドイツで実践されている画期的なリサイクル方法です。
これは水やジュースの入った瓶・缶・ペットボトルなどに特定のマークがつけられ、
その対象商品には預り金として容器代込の料金が設定されており、飲み終わったボトルを返すことで、
その分のお金が手元に戻ってくるというシステムです。
返却には店舗や、専用の自動販売機のようなマシーンがいたる場所で利用できます。
現在では、ヨーロッパで広まり各国で普及しているシステムとなっています。
◆コンポスト(ニュージーランド)
「コンポスト」は家庭ごみの大部分を占める生ごみを、メタンガス排出が多い埋め立てごみにする代わりに、
自宅で枯れ葉などと混ぜて「たい肥」にする取り組みです。
これによって、生ごみを肥料として有効活用できます。
自宅でのコンポストが難しい場合、生ごみを業者に回収してもらうという選択肢もあります。
まとめ
今回は、明日から簡単に実践できるエコ活動をテーマにお送りいたしました。
まずは、環境に関心を持つことが大切なエコ活動の一歩です。
生活の身近なところからエコ活動は実践出来ます。
地球で暮らす私たち一人一人が、環境のためにできることを意識していけば、
より良い未来にも繋がっていきますので、ぜひ、明日からできることを実践していきましょう。
Copyright © SideHouse all rights reserved.