What is “ECOCERT” ?
エコサート認証とは?
近年では人々の安心・安全への意識が高まり、
”オーガニック食品”や”オーガニックコスメ”を選ぶ人が増えています。
では、何を基準にして購入するものを判断すればよいのでしょうか。
ひとつの判断基準として、
『ECOCERT(エコサート)』という言葉が重要なキーワードになります。
ECOCERT認証とは?
みなさんは、『ECOCERT(エコサート)』という言葉をご存知でしょうか?
聞きなれない方もいるかと思いますが、エコサートとは世界最大規模のオーガニック認証機関のことを指します。
1991年、フランスのトゥールーズを本部として設立し、
現在までに世界26ヶ国に拠点があります。農作物をはじめ、
加工食品、畜産物、化粧品、コットン、その他さまざまな有機認証を
、全世界158ヶ国にむけて提供しています。
さて、今回はオーガニック製品のなかでも、オーガニックコスメについて取りあげていきます。
かつてはオーガニックコスメに関する基準は、国や地域によってさまざまでした。
現在では、世界でも厳しい審査基準を持つ『エコサート認証』が世界的な統一基準となっています。
特にオーガニックコスメのエコサート認証基準は、
非常に厳しいと言われています。原料は土づくりから管理され、
厳しい基準をクリアしたオーガニック認証原料でなくてはなりません。
製造工程や容器においても、リサイクルや地球環境に配慮したものかどうかが問われます。
かなり細かい部分まで厳しくチェックされ、認定後も年に一回の検査をクリアする必要があります。
『エコサート認証』こそ、確かなオーガニック製品であることの証なのです。
エコサート認証 2つのレベル
『エコサート認証』には、”ナチュラル化粧品”と、”ナチュラル&オーガニック化粧品”の2つのレベルがあります。
(1)NATURAL COSMETIC(ナチュラル化粧品)
・完成品の95%以上が天然由来原料であること
・植物原料の50%以上がオーガニックであること
・化学原料は完成品の5%未満であること
(2)ORGANIC CISMETIC(ナチュラル&オーガニック化粧品)
・完成品の95%以上が天然由来原料であること
・植物原料の95%以上がオーガニック原料であること
・化学原料は完成品の5%未満であること より厳しい基準なのが、ナチュラル&オーガニック化粧品のレベル。
どちらも、水を含む95%以上の原料が天然由来であることをはじめとして、さまざまな基準が設けられています。
これらの厳しい基準をクリアした製品のみが、『エコサート認証』を受けることができます。
日本国内におけるオーガニックコスメ
日本国内では、オーガニックコスメの明確な定義は設けられていません。
何をオーガニックコスメとするのか、各メーカーに委ねられているのが実状。
国内で製造販売されているオーガニックコスメの成分は、各社によって異なります。
本当に安心して使えるかどうかは、自分自身の目で確認する必要があるでしょう。
日本のコスメブランドでも、『エコサート認証』を受けているものや、認証がなくても、
原料や成分にこだわったオーガニックコスメが販売されています。
”オーガニック”という言葉だけで判断するのではなく、
どのような原料が使用されているのか、本当に自分の肌に合った成分なのか、
しっかり見極めたうえでコスメ選びをすることが大切です。
まとめ
安心・安全が重視されている時代だからこそ、
良いものを自分自身で判断できる目を持つことが大切です。
オーガニックについて正しい知識を身につけることで、見えてくることもあると思います。
世間の流行を追うだけでなく、確かな知識を持ったうえで、
自分自身に合った商品選びをしながら健康意識を高めていきましょう。
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